春になった

東京編 その5
我が家では、庭先にフキノトウが顔を出し、妻が天ぷらにしてくれた。
食材が向こうからやって来たようで、ありがたく戴いた。もう春である。
つい10日程前は、東京も寒風が吹きとても寒かった。
帽子も飛びそうなくらいの強風だったし、午後には黄砂も混じったような空だった。
とても寒い朝早くホテルを出発してスカイツリーに向かう。
朝から並ばないとエレベータ―待ちの列が長くなるから・・・が理由だった。
その移動も旅行の楽しみなのである。
高輪台の地下鉄に乗るまでに、高級住宅街を歩く。
朝の人通りの少ない路地を左右の住宅を眺めながら歩く。
台地らしい急こう配の坂道がある。
きっと、江戸時代では、品川方面は海だったのだろう。
高輪台は、断崖の上か?きっとススキが生い茂っていただろう。
東海道の傍なので、それなりに人も住んで居ただろう。
そんな事を考えながら冷気の中で楽しい時間を過ごす。
さて、スカイツリー・・エレベーターに驚いた。
登り始めても重力を感じない。しかも速い。あっという間に展望が広がる。
遠くに富士山もみえる。羽田空港からは飛行機も飛ぶのが見える。
でも、そこからの景色は何処かで見たような・・
あ!グーグルアースだ。
う〜〜〜ん。なるほど。現代の技術はすごい。
でも、午後にもう一度驚いた。いや、2度。
つづく