激動編 その4

我が家の周辺には、「おくりびと」=納棺士なる人がお棺に納めてくれる。
まさに、映画の世界そのものだけど
「え?こんな事も」と、言うものもあった。(父の時もあったかなぁ?)
白装束に着替えさせてもらって、旅立ちの準備も整い、さあ納棺かな?っと思ったら
「アルコールを浸したガーゼを用意しましたので手足や顔を拭いて上げて下さい」だと。
「ご親族の方お願いします」
おおおっ!こんな場面は映画には無かったなぁ
小さなガーゼをもらって、母の冷たくなった左手を拭いた。
(これでもう新型インフルエンザは心配要らないよ=心の中でつぶやいて)
妻は、「お化粧が落ちたらどうしよう・・」と、顔の辺りを拭いていた。
(ちゃんとお化粧はし直してもらいました)
この後、息子達と一緒になって母を持ち上げて納棺しました。
左の手はとても冷たかったなぁ