まだ本調子ではありません

世の中には無情の嵐が吹くことがある。
わが社には、「当直」なるものがあって40日に一度巡ってくる。が、11月30日にその順番を該当者で抽選することになっている。
毎年、都合の悪い(例えば大晦日とか元日とか)日に当たらないように願いを込めて抽選に望む(アミダクジ)
ところが、なんと永年(数十年)願いがかなっていたのに、今年は、大晦日に当たってしまった。
すなわち、31日の夕方から元日の朝まで職場なのである。(初詣でも行けないぁ〜 と嘆く)
氏子であるお宮さんは諦め(6時過ぎには鍵がかかってしまう為)、お寺さんは、9時以降に行こうと決めて除夜の鐘を待つことにする。(幾つか鐘の音を聞きながら寝てしまったようだ)
ところが、2時過ぎに妻からの携帯電話に起される。
「母が救急車で運ばれてもう駄目みたい・・・涙声」え? ??・・
母は、元気あふれる人で、大きな畑を一人で耕し、野菜を出荷して生計を立てていた。
健康診断の記録にも病気らしきものは無い。なぜ?・・・?
一度、正確な連絡が実家から届くまで待つことにするが、眠れたものでは無かった。
早朝の電話で「駄目だった・・・涙声」・・・。
当直の時間が終わるまでは、動こうにも動けない(変わりも居ない:まして元日の朝なので)
はやる気持ちを抑え、妻には葬儀の身支度をさせ、しばらく家を空ける我が家の段取り(犬族、猫族)をして妻の実家に向かう。(妻も寝ていないので私が運転するが眠い=妻の実家までは約80kmの距離)
どうにかたどり着いた家には、眠って居るような母が・・。
本当に「あんたたち そこで 何しとるがけ?」と起きそうな感じである。
今にも目を開けるのではないかと、一晩眺めていた。
次の日がお通夜・・・・眠い(意識が飛ぶ)
3日に「葬儀」、「初七日の法要」、「段払い」と続く。
4日に葬儀全般の取り纏めを行って、夜に帰宅した(ここで正月休みが終わった)
母は、お正月、我が家をはじめとする親戚が集まるのを予想して、大量のお正月料理を用意していた。
そして、全ての後始末が休みの内に終わるように逝った。
迷惑がかからないように心を巡らせていたようで・・
PS ふ〜 今年はどんな年になるのやら