アメシロ対カマキリ

今年の梅雨は空梅雨だった為か、今になって雨が降っている。
因果関係は証明されないが、今になってアメシロが至る所で発生してきた。
我が家の古い家の庭にも「アメシロが居る」という事で、さっそく退治に向う。
本当は、薬を撒けば良いのだろうが、運が悪く休日だったので機械を貸してくれる役所もお休み。
さらには、シルバー人材センターに頼もうとしてもお休みだった。
仕方が無いので、取り付いた枝の強度剪定をおこなう事に。
樹高が7〜8mの雑木に、南に北にと食い荒らされた枝が見える。
ところが、枝の先だけを切断しようと思ってもこれが届かない。
ついには枝の付根から切り落とす事になるのだが、これが一苦労する重労働なのである。
ノコギリを片手に木に登り、片手でしがみついて、右手でノコギリを引く。
一大事に気が付いたアメシロ達も必死に駆け下りてくる(以外に早い足)
ついには、大部分の枝を切り落とす事になってしまった。
秋口とは言え、残暑は厳しく、旧家の縁側を開け放って一息入れることにする。
子どもの頃、よく眺めていた庭が(今は、無残なジャングルだけど)昔と変わらぬようにたたずんでいる。
もっと手入れをすれば・・・・(無理なのは分かっている)
ふと感傷に浸ったりする。
そんな時に、草むらにカマキリを見つけた。(何かを狙っている様子)
じっと見つめていると、狙っているのは木から振り落とされたアメシロなのである。
いくらカマキリとは言え、あんな毛むじゃらの幼虫を旨く捕まえる事ができるのか?
などと疑いながらじっとその成り行きを見守る。
ぱっっとカマを延ばし、アメシロを捕まえた。(ここまでは予想が付いている。その後どうするのか?)
しばらく見守る事にした。(約5分?)
(カマキリは、アメシロを)どうしたのかな?と近づいて覗き込んでみる。
なんと!そこには毛の塊が僅かに残るだけ・・・(食べちゃった)
切り落とした枝を山のように積み上げて、その上から殺虫剤を撒こうと思っていたのですが止めました。
あとは任せたぞ!カマちゃん!