お土産Ⅵ

いきなり右も左も分からない所に飛び出すほど無防備でもない。
フロントに電話をしてマッサージの場所を聞いて見る。(ハロー、マッサージ・・・プリーズ)
電話の向こうから「フットマッサージ?」と聞いているような気がした。
「うん、それ」←日本語
「♯ζゞ・・・?」こちらも「・・・?」
しばし沈黙の後、「フロントを真っ直ぐ・・」と聞こえたような・・。「OK!」と返事をする。
かなりいいかげん。(でも、結果は正解だった)
ホテルを出て、真っ直ぐに歩いていくと、あるじゃないですかぁ「全身マッサージ」の看板が。
そして、よく見ると、足湯と書いてあったような(記憶が曖昧)
とにかくドアを開けて入って見ます。
「一人か?」と中国語で聞かれた。(ような気がする)
ひとさし指を一本立てて、返事をする。(これもボディランゲージか?)
マッサージのメニューのような紙を見せられて「どれにしますか?」又しても中国語。
そんな事を聞かれても違いも分からないので、値段と時間を参考に「これをお願いします」と言う。(日本語)
値段は、98元と読める。時間は、70分と書いてあった。
1元は、約16円なので、1,570円位か?(計算できた)
二人用の小さな部屋に通されたが、お客は私一人。
さっそく若いお姉さんが来て、なにやら言って来る。(???)
分からないポーズ(ボディランゲージ)を取ると、飲み物の注文だった。(メニューを見せてくれた)
今までたらふく飲んでいたので、いまさらもう飲めない。
「ノーサンキュー」←英語か?と答えたら通じた。
若い(そうな)お姉さんは、とても二の腕が太い。胸も厚い。
う〜ん。さすがは本場のマッサージ士である。厳しい修行のせいでたくましい体型となったのだろう。(次の日は、並んだ4人が皆腕が太かった)
ズボンをひざまでめくり、靴と靴下を脱がせて、小さな桶に湯をはってしばらくは温浴である。
「熱く無いですか?」中国語で聞いている(たぶん)
「大丈夫」日本語で答える。
この後、約90分間は、2人の間で奇妙な会話が続くのである。(きっと通じたと思う)
「痛くないですか?」中国語
「大丈夫」日本語
などなど。
途中でお茶(無料)スイカ(無料)なども差し入れてくれる。
そして靴下のお土産までもらった。
「サンキュー、シェイシェイ」
でも、最後に「ありがとう」と言った時の笑顔が一番嬉しそうだった。(気持ちが伝わったかな)
次の日は、同行者達4人と同じ店に行く事に。
リラックスしていたので、とんでもない会話が飛び交った。(お互い、わやわやの)
つづく