いよいよ確信か?

山開きⅣ
夕日ヶ原は、天候も回復し、視界も良好に。緑・白・青のコントラストもハッキリと見えます。
先日、崩落した「内山ハゲ」の現場も正面に確認できます(でっけ〜)
順調に「鎖場」、「イブリ山頂」を越えて、いよいよ急坂になってきます。
登りも大変なのですが、下りもかなり堪えます。(大腿四頭筋が悲鳴を)
 足は泣きませんやろ〜 チッチキチ〜 (うっ)
8合目から9合目にかけての雪渓がいつもの年よりも大きかったようです。
雪渓の端、下の方は、大きな急な階段を作ってあります。
ここで問題が発生しました。
昨日は、トラバース出来た雪が解けて無くなりました。
安全なルートを探して、先行の班があたりを探ります。(ここで、3人滑落)
幸いなことにお尻を泥んこにした程度で済みましたが、一歩間違えば大怪我も考えられます。
そこで、新ルートを見つけるまで後続の班の通過を制止する必要があります。
さらには、雪の階段を踏みはずす人も居ますので、中腹で待機します。
心配が的中し、何人も急斜面を滑ります。
その都度階段の角がとれて、ますます滑りやすくなると言うわけです。
リーダーさえ滑りますので、初めての雪渓を経験する人はそれは怖いと思います。
ある時、滑り落ちてきた人を止めようとした時、こちらの身にも危険を感じました。
両手にストックをお持ちの方だったのです。
まっすぐストックの先がこちらを向いています。
幸い、直前で止まりましたので、事なきを得ましたが、危うくストックが刺さるところでした(大げさ)
そこで滑る人を見極め、ストックをかわし、体の一部を捕まえて止めます。
それが、右膝だったのです。その人の・・・
仰向けに滑り落ちてくる人の右膝を左手で捕まえて止める。つもりが・・
相手に勢いがありまして・・ 膝からだんだん上の方に手が移動していきます(やばい!!)
手を離す訳にもいかず、さりとてこのままだと段々手が上の方に・・・(感触は柔らかぁ〜い)
この間、約1秒ほどでしょうか?(長〜い ためらいがあったような)
とっさに右手を背中に回し、リュックを捕まえたような・・・(だったかなぁ)
左手の感触が優先して忘れてしまった。
とにかく止めて事なきを得ました。(ホっ)
二人同時に滑った時は驚きました。(つづく)