続く

満月に酔い、酒に酔い、満足して床に着く。
明日は、何処に向かおうか?(もちろん小屋周辺です)などと考えながら・・・ぐ〜
なんだか騒がしいような気配で目が覚める。
3階なので屋根の音が聞こえる。(え?雨? まさか〜 ぐ〜)
ようやく5時に目が覚めた(今度は本当に)ら、雨風の荒天となっていた。
こりゃ〜しばらく沈殿だなぁ(もとより雨は嫌い)同行者も嫌いなようだ。
しかし、雨にも負けず、風にも負けず山頂へアタックするグループもいる。(すごい。と眺める)
朝食を戴いてから又も布団のお世話になったのでした。
小屋の方が後片付けもおおよそ終わった頃に、ゴソゴソと起き出して、小屋の皆さんとビデオ鑑賞となりました。
「標高3000mからのSOS」北アルプス山岳警備隊のドキュメント番組です。
そのビデオは、過酷な訓練や、生々しい救助作業、遭難現場の検証など事実を伝えて行きます。
日頃から体を鍛え、スイカを背負ってイブリの坂を登る警備隊員の姿は、よく眼にしていました。
その信念があらためて胸に迫って来ます。
「俺ももう少し痩せよう。背負われた時に少しでも軽いように・・」(このケーキの後から・・)
ブランディケーキを戴きながら見ていました。
雨がやみません。ついには昼食まで小屋で戴いて、ようやく下山の決心がつきました。
雨?何時の間にか止んでいました。
バンザ〜イ!! 大きな声に勇気付けられて昨日の道を戻ります。
トリカブトの鮮やかな紫色が輝いています。
「8合目に咲いていた」と言われる○○ギクも探しながら降りて行きます。
昨日の疲れも沈殿のおかげでだいぶ抜けました。
しかし慎重に足元を確認しながら。が・・・起きたのです。ここで。
それも長年歩き慣れた登山道で・・・(眼つぶっても行けそうなのに)
(あ!時間が無い 続きは、明日からの山行の後で。すんません。)