事情が

麦わら帽子の似合う同僚がいる。
作業服も良く似合い、さながらお菓子のコマーシャルのようでもある(カ〜ル?)
一緒に草刈機を持ち、汗だくになりながら黙々と作業をこなして行く。
そうかと思えば、夏なのに帽子もかぶらず、果敢に草と格闘する同僚もいる。
「Hさん、麦わら帽子が似合うね〜」
「事情があるのですよ。すぐに日焼けをして真っ黒になるんです。」
なるほど。太陽の光を出来るだけ浴びない工夫だったんですねぇ〜。
「俺、夏でも日焼けしないんです。色白で、か弱いイメージがあるので、何時も帽子をかぶらずに日に焼けたいんです」
なるほど。人それぞれの事情があるんですねぇ〜
お互いに「羨ましい」と言っています。
私はと言うと、頭のてっぺんのお皿が乾くと、とたんに力が無くなります。(かっぱ?)
そこで、汗を一瞬に吸い込んで、風通しの良い白いタオルを巻く事にしました。
まさに、田舎のおっさん です。
残念な事に、誰も羨ましいとは言ってくれません。(あたりまえですが)
床屋が安くなりますよ〜(うそでぇ〜す。くそっ!)