コタツとミカンと・・・

その日は突然やって来た。
一転俄かに掻き曇り、雷がなってアラレが狂ったように降り注ぐ。
一面が真っ白になり一気に身が縮む。
そんな日の夜に居なくなったのである(妹猫が)
たしか、兄弟の兄もこんな日に突然消えてしまったのだが・・・。
いやな予感が頭をよぎる。
姉猫も何時もはまとわり付いてくる奴が居ないので、何だか物足りなさそうな仕草をしている。
脱走癖と玄関を開けるテクニックは親譲りなので、注意をしていたのだが、その日は、突然の来客の隙を利用したみたいだ。
この寒さの中で今頃どうしているかなぁ〜(今年、初めて出したコタツで姉猫を抱きながら思い出す)
きっと食べ物も無くて寒さに震えているだろう。
ずぶぬれになりながらカラスに追われていないだろうか・・・・。
いや、もう餌食になっては居ないだろうか・・。
愛嬌のある奴だったなぁ
我が家には、白黒の日本猫は住みづらいのだろうか・・・。
妻も、外で猫の鳴き声がすると飛び出して行っては呼んでいるが、他所の猫らしい。
今日で3日が過ぎた。
・・・。
そんな日の朝、姉猫が起しに来た。(何かを言いたいみたいだ)
玄関をそっと開けると!!(帰って来たぁ〜)
しかも丸々と太ってぇ〜(え??・)
続く。