お盆だ

死者の魂は何処に行くのか?
人が亡くなって、体から魂が抜ける(それも本当なのか分からないが)と、次の体を捜し始めるらしい。
あらゆる生き物には魂があって、亡骸となった体に入り込もうと狙っているのだそうだ。
つまり、次の世には人間になりたい獣も沢山居ると言う。
そんな獣から亡骸を守る為に一晩中蝋燭を点けて、火を怖がる獣から守るのが「夜伽」なのだそうだ。
その夜伽の間は、眠る訳にもいかず、昔の人々は眠気に打ち勝つ為に夜伽話をしていたと言う(怖い話)
それが、何時しか形と呼び方を若干変えて伝わり、現在の「おとぎ話」になった。
と、言うお話をお通夜のお坊さんから聞いた。
しかし、次の日に火葬されてしまう亡骸に入る魂は居るのだろうか?(一緒に燃えてしまうのでは?)
さらには、獣は火を怖がるかもしれないが、昆虫などは飛んで入るやつさえ居る。
うむ?どうも違うお坊さんのお話も聞いてみたくなった。
昔、戦国武将の知恵袋として沢山のお坊さんが居た事がつたない歴史の知識でも知っている。
今もお坊さんのお話はとても面白い。
又、作り手の見える料理は、もったいなくて捨てられないものだそうだ。
最近は、お皿や茶碗の無い家庭もあるらしいから驚いてしまう。
殺伐とした世の中を作ったのは、家庭の中だと嘆いておられた。
私も昨日の同級会で沢山の料理を残してしまった。(飲みすぎもあるが)
今日、ご先祖様にあやまって来よう。