生き物三昧

朝から電話で起こされる。
「・・・に熊が出た」
詳しい情報が無かったので、すぐに情報収集から始めるが、どうも納屋にいるらしい。
早速、網と箱檻をもって駆けつける。(こんどこそ捕まえるぞ!)
おおよそその熊は小熊と想像がついていた。
昨年は、僅かの差で逃がした(違う人が捕まえたが)のだった。
今度こそ!!!と意気込むも、今回も僅か1m横で隣の人が捕まえてしまった。
「野生の熊を素手で捕まえれば武勇伝になる」と、密かに狙っていたのだった。
体長約70cm、小型犬の成犬位の大きさである。
手足や爪が異常に大きいが、年齢約1歳の赤ちゃん熊である。(奥山に連れて行って放してきた)
箱檻を持つ手に興味を持ったのか、長い爪で引っかいて来た(軍手を取られそうになった)
しか〜し怪我などは無し。
ひと段落して朝食を食べに帰宅すると、なにやら我が家の犬族が嬉しそうに騒いでいる。
飛びつかれて、そこで手首に引っかき傷を負う。(飼い犬に・・・である)
まあ良かろう。向こうも悪気は無いようだし。(熊の臭いが憑いていたのかも)
ついでに動物話。
我が家の王様は水が飲みたくなると水道の蛇口の前で「水を飲ませろ」とせがむ。
水道の水しか飲まないとは、人間並みである。
ところが
蛇口をひねると、勝手に飲み始めるが、もちろん蛇口はそのままにして来る。
しかるに又蛇口を止めに行かねばならない。
人間を上手に使う まさしく王様である。