雪国ならではの事件

雪道に魚が泳いでいる??
それも鮭(ええっ?)
道路には雪を溶かす目的で水道管が通っています。(道路の真中から水が出るやつです)
普通は井戸を掘って地下水をくみ上げて散水するのですが、地下水の保全地盤沈下が心配な為に河川の水をくみ上げる場合もあります。
今回は、その河川水を利用した施設だったのです。
秋から冬にかけて鮭が遡上してきます。(卵を産みに)
その卵から稚魚が産まれて、海の方へ向かって行くのですが、途中で河川の水を汲み上げる水槽があると言う訳です。
産まれ立ての稚魚は、水の流れの無い水槽で一休みをします。(天敵の鳥もここなら大丈夫)
ところが、雪が降ってきて、取水ポンプが回ると、あらら 水と一緒に汲み上げられて道路に散水されちゃうと言う訳です。
もちろん散水する出口は、1.5mmですので、それより小さく(細い)ないといけないのですが
道路で泳ぐ鮭の稚魚と言う珍場面が見られる事になるのです。
そのまま側溝に流れて行き、違った河川にと流れて行きます。
大丈夫かなぁ 母なる川が2本になっても・・・