師走(え〜)

今日は、御恩講様の日である。
偉いお坊さんが2人も我が家にやって来て、お仏壇にお参りをして、ありがたいお説教を頂くのである。
こんな日に、朝から障子貼りの特命を受ける(もちろん妻に)
しかもお仏壇のある部屋である。
障子貼りは、その昔、幼少の頃に母が貼変えていたのをわずかに覚えているのみ・・。
失敗したら・・・・
障子戸を2枚はずして、古い紙を剥がす事から始める(誰も同じ)
濡れタオルで紙の上から糊をなぞってからはずすのだが、前記の心配事と慎重な性格が災いをして仕事が捗らない。
見かねた妻が、2本目の障子戸を剥がしにかかるが、ここで、ムクムクトライバル心などが目覚めたりする。(俺のほうが糊を綺麗に取れるぞ・・ムフフッ)
今朝は、海抜200mまで雪が積もって、今冬一番の冷え込みである。
それなのに、薄っすらと汗を浮かべて障子剥ぎ作業なのである。
傍らで、怪獣が邪魔をするが、この作業には支障無い。
「なんだよ、お前のは、糊が取れていないじゃないか」などと、批判めいた言葉も発し、優越感に浸る(又も、ムフフッ)
ところがである。濡れたところが乾いてきて愕然とする。
桟を一本忘れた(残りの糊を取り忘れていた)
う〜 「障子剥がし道」も険しいものがある。
この後、戸の大きさに合わせて、障子紙を切り揃えるのであるが、誠に上手く行かないのであった。(怪獣が邪魔するんだよ)
やべ〜 お坊さん達がやって来る〜 (そもそも、なんで今日なんだよ〜)
何事も切羽詰らないと出来ない(いや、出来ていない)我が家なのでした。