空も青いなぁ

満天の星に加え、足元よりも下から登ると錯覚するような月の登場に、天体ショウーファンでなくとも胸が躍る。
寝床の狭く低い天井が山小屋の雰囲気を高め、ホルンが響くその館は訪れた人達の想いが染み付いている。
かぁ〜 やっぱりいいなぁ〜
出来るだけ長く居たいと思うが、時は許してくれない。
後ろ髪を引かれるような気持ちで下山をしながら途中で振り返る。
同行の一人が、その昔(数十年前)この山小屋で働いたらしい。
「ありがと〜」と小屋に向かって叫んでいる。
とっ 「ありがとうございました」とこだまのように聞こえる声に振り返った。
カメラと三脚を手に、オーナーが立っておられました。(わぁお〜)
ひと時話しに花が咲く。
「前のオーナー、お父さんは何時なく亡くなられたのですか?」(数十年前お世話になった人)
「まだ生きていますよ」(オーナー)
え!!!(もしや!本当に働いていたの?)
その後、一緒に働いていた方々の名前が、オーナーの記憶と合致してどうやら(働いていたのは)本当らしい。
「かってに殺すなよ!」
この話題がしばらく続きました。(笑)
下りもとっても早かったです。
ナナカマドの実が真っ赤に色づいていました。