動けない自分

秋らしい天気になった。
風も無く穏やかで、それでいて冷たい空気も肌で感じる。
最近は何かに追われるような生活をおくっていたので、なんだか懐かしいような気になる。
母が自分で歩けなくなって、出切るだけ予定をキャンセルした事も大いに関係がある。
あらためて周りを見渡すと、荒れ放題の我が家に気がつく。
ほんの少しの余裕が無かったのだろう。
「ジャングルの開墾でも始めようか?」窓の外を眺めてため息を付いている自分に気が付く。