鼻水

今朝からず〜と箱根駅伝を見ている。
ランナーが懸命に走る姿は、ひしひしと伝わってくる。
「伝統」「誇り」「友情」「 」「 」などなど。
そんな中で、繰り上げスタートと言うのがあって、交通安全上や大会の運営上、トップの選手から何分か離れてしまうと前の選手が到着しなくても走り出してしまう。
テレビでは、盛んに「母校のタスキを繋ぐ為に・・・」以前は、その僅かな時間差を選手も見ている人達も涙したもの だと思う。
現代の選手は、テレビの画面上では淡々と写っていた(影で泣くのか)
私も、悔しい思い出がある。
駅伝ではなく、地方の小さなマラソン大会に出場した時、最下位になってしまった。
沿道の応援は暖かく、私の到着を待っていてくれるし、声援もしてくれる。
それは誠にありがたいのだが、後ろから運営の伴走車が付いて来るのには嫌になる。
「最終ランナーです。ご苦労さまでした」を 交差点毎に連呼するのである。
前のランナーは見えないし、孤独と屈辱に耐えて走らなければならない。
熱い鼻水がのどを伝った。
それでも、おかげで強くなれた。今度最後尾を走る時は、手を振りながらゴールしてみせる。(幸い、それ以後はチャンスが無い)